「死霊館」シリーズのビギンズ的タイムラインの作品「死霊館のシスター」みてきました!
作品紹介
予告
あらすじ
1952年、ルーマニアの修道院でひとりのシスターが自ら命を絶つ。不可解な点が多いこの事件の真相を探るため、教会はバーク神父とシスターの見習いアイリーンを修道院へ派遣する。二人は事件を調査していくにつれ、この修道院に隠された想像を絶する秘密へとたどりつく。バーク神父とアイリーンは、決して関わってはいけない恐るべき存在“悪魔のシスター”と対峙することになる―。(出典:Amazon)
所感
ゴシックホラー好きならハマるかも?死霊館ユニバースの原点
見る人を選ぶゴシックホラーなこの死霊館シリーズですが、はまる人にはとことんはまる沼のような魅力がありますよね。かくいう僕も、もちろんドップリはまる派です。
本作は、死霊館ユニバースの時系列においてすべての悪夢の原点となる前日譚、いわゆるビギンズ的な立ち位置の作品ですが、シリーズ特有のおどろおどろしさは健在で、期待を裏切らない安定の面白さを誇っています。
1952年のルーマニアが舞台!中世ヨーロッパの重厚な雰囲気がたまらない
しかも今回は、お馴染みの現代アメリカの事故物件的なノリではなく、1952年のルーマニアにある人里離れた修道院が舞台。馬車が行き交うような古き良き、そして暗くて冷たい時代の空気がたまりません。
実際にルーマニアの古城などを貸し切って撮影されたというだけあって、重厚なゴシック建築の薄暗い廊下や霧がかった森など、その時代設定と映像美だけでもホラーとしての雰囲気作りに100点満点をあげたいくらいです。ジェームズ・ワン製作ならではの、美術への尋常じゃないこだわりがビシビシ伝わってきますね。
古典的バディムービーとしての魅力と、ファン必見のキャスティング
見習いシスターのアイリーンと、バチカンから派遣された訳ありなバーク神父のコンビというのも、まるでホームズとワトソンのような古典的なバディものを見ているような趣があって非常にワクワクしました。
ちなみにちょっとしたトリビアですが、ヒロインのアイリーンを演じたタイッサ・ファーミガは、本家シリーズで霊能力者ロレイン・ウォーレンを演じているヴェラ・ファーミガの実の妹なんです。このキャスティングの妙も、ユニバース全体の繋がりや運命的なものを感じさせてくれて、シリーズファンにはたまらないポイントですよね。
続編への期待と、落ち着いたホラーファンへのイチオシ
欲を言えば、せっかくの神父とシスターというバディものなので、ダ・ヴィンチ・コードのように修道院の歴史や悪魔のルーツに迫るような謎解きミステリー的な要素を、もっとたくさん加えてほしかったかな、という気もします。
とはいえ、この二人のキャラクターはとても魅力的だったので、ぜひこのキャラのほうでシリーズの続編を作って欲しいですね。
ただビックリさせるだけのホラーではなく、じわじわと迫りくる恐怖と重厚な世界観をじっくり楽しめる、おちついたゴシックホラー好きには間違いなくおすすめの1作です。
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