馬鹿映画のすすめ③「マニトウ」


以前、自分が無駄にした時間を皆と共有したい(道ずれにしたい)一心で始めて放置してた馬鹿映画記事のアクセスが、なぜかここにきて妙にあがりだしたので、記事再開してみます。

3回目は(馬鹿映画としては)ちょっとまともな映画。
「マニトウ」です。


 子供のころ愛読していた本「世界モンスター大百科(辞典?)」の海外妖怪偏に載っていた
ミック・ジャガー似の変なおじさん。これがマニトウを始めて見た印象。

とにかく、ゴジラ、ガメラ、エイリアン、遊星よりの物体Xなんかと肩を並べてこれが載っていたのはとてもインパクトがあったのです。

ほんとどっからどう見てもただのおっさんで、
こんにちわ!僕悪霊ミスカマカス!(映tou画「マニトウ」より)
これのどこが妖怪やねん!こんなん天王寺行ったらいっぱいおるちゅーねん!
と子供ながらにつっこんでいたのを記憶してます。

ただ実際鑑賞できたのは、それから何年もたった大学の時で
レンタル屋でおっちゃんの写真に再会した時は少し感動したね。

さて、どうでもいい話はおいといて映画の話なんだけど、

首の後ろに腫瘍ができた苦しむ女性。
病院で取り除こうにも事故多発。
それもそのはず、腫瘍は大悪霊ミスカマカスだったのです!
そしてとうとう現世へと転生したミスカマスは大暴れ!

と、まあストーリーのほうも毎度の事どうでもいい感じなんですが、

本で読んだ記憶だと マニトウ=悪霊なんだけど
実は、ミスカマカスが悪霊の名前。
マニトウは、それに対抗する善なる精霊の名前だったんですねー。
ほんと昔の子供向けの本っていい加減。

製作年代から察するに「エクソシスト」等の
オカルト映画ブームにのかって作られたと思われますが、
似たりよったりではなく、誰も追従できない(もしくはしない)
独自路線をつっぱしりまくり。

前半は、よくあるオカルト的な謎解きで落ち着いた感じなんだけど
終盤になって極端なスケールアップ。

クライマックスで悪霊ミスカマカスとコンピューターの霊(??)が戦うんだけど
舞台はなぜか病室から、いきなり宇宙へ。
そしてベッドから光線の撃ち合い!(嘘ちゃうよ)
ベッドから多めに光線でておりまーす!(映画「マニトウ」より)
これにはどぎも抜かれまくり、椅子からずり落ちました!

これだけでも超びっくりなんですが、さらにこの作品びっくり逸話があって

映画を撮り終わった後に、監督が事故死してるにもかかわらず
それが別にいわくつきにもならず、まったく話題にすらならなかったそうで・・・。
かわいそすぎる!

それと、トニー・カーチスとか以外と有名な俳優でてるのねー。

とにかくこれは、馬鹿映画だけどお勧めの一本。
だから馬鹿映画度は、逆に星一つ。見るべし!!
そして度派手なリメイク希望!

しかし、You tube ってすごいな こんなんまでアップされてるのねー。


馬鹿映画度:★
 許せる度 :★★★★★
 詳細データ:
原題 THE MANITOU
制作年・国 1978/米
ジャンル ホラー?
スタッフ 製作・監督・脚本:ウィリアム・ガードラー 原作:グラハム・マスタートン 
脚本:ジョン・セダー/トム・ポープ 音楽:ラロ・シフリン
キャスト 出演:スーザン・ストラスバーグ/トニー・カーティス/ステラ・スティーヴンス





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