
シッチェス映画祭3作品目「キラーメイズ」見てきました!
作品紹介
予告
あらすじ
うだつのあがらない芸術家デイブは、日々の鬱憤を晴らすべく、居間のど真ん中にダンボールの迷路を作り始める。しかし、それはいつしか彼の空想した罠やモンスターが徘徊する大迷宮となっていき...。(出典:Amazon)
所感
まるで子供向け番組の工作コーナーを、大人向けにスケールアップしたような印象。段ボールで作られた迷路の中で繰り広げられる冒険は、ポップで奇妙で、どこか懐かしい。巨大な折り鶴が襲ってきたり、血しぶきが紙吹雪だったりと、グロテスクな描写をユーモラスに置き換える演出が光ります。
レビューを見ていると評価は分かれるようですが、私はかなり好きな作品でした。おそらく、エドガー・ライト監督の『ワールズ・エンド』や『ショーン・オブ・ザ・デッド』のような、ゆるめのSFやホラーが好きな人には刺さると思います。
ただし、途中で段ボール製の男性器・女性器が登場するなど、ちょっと下ネタに寄る場面もあるので、そこだけは注意。そこさえなければ、子供と一緒に観ても問題ないくらいの内容です。むしろ、そういう要素を削ってしまえば、もっと幅広く楽しめる作品になったかも。
真面目に観る映画ではないし、感動を求めるタイプでもありません。でも、肩の力を抜いて楽しめる“珍品映画”としてはかなりおすすめ。 段ボールという素材をここまで活かした映画って、他に思いつかないほど独創的です。
ちなみにこの作品、2017年のシッチェス映画祭で最優秀作品賞を受賞しているんですよ。見た目はふざけていても、ちゃんと評価されているのが面白いところ。
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