「地獄の黙示録 劇場公開版 <デジタル・リマスター>」 |
あらすじ
ジャングルに自らの王国を築いた米国軍大佐を抹殺する命を受けたウィラード大尉は、4人の部下と哨戒艇で上流を目指す。(AMAZON より引用)
所感
79年公開作品で、子供のころ何曜かのテレビの映画放映で親父の見てるのを横でチラ見したような、当時の私には意味もわからずそうそうに寝てしまったような・・そんな記憶があります。その後名作といわれながらも、なぜか今まで一度も見る機会がなかったのですが
今回「午前10時の映画祭」という過去の名作をリバイバル公開しくれる映画祭があったので、それはちゃんとみてみたい!と足を運びました。
思えば古い作品のデジタルリマスターって映画館行ってみるのは初めてで、これほんとすごいですねー。今の大画面でなんの違和感もなく鑑賞できます。
そして映画自体ですが、これが40年も前に制作されたというのが信じられないくらいストーリーも映像もハイテンションでド迫力。
特に前半、上官「ビル・キルゴア中佐」がサーフィンスポットを確保するためベトコンの前哨基地を破壊するという、ぶっとんだ理由の戦闘シーンはド迫力すぎて何もいえません。
これって、CGなんか影も形もないころだと思うので、普通にヘリや戦車とばして、普通に森焼き払ってそうですねー(ミニチュアにはみえないし)。いやほんとすごい。40年前にとったシーンだとはとても思えません。
有名な「ワルキューレの騎行」の戦闘シーン |
ド迫力のナパーム森林焼き払いの戦闘シーン |
ちょっと撮影事情とか気になったので、調べてみると
ロケは、アメリカ合衆国とベトナム社会主義共和国との国交がないため、フィリピン共和国の熱帯雨林で行われた。また、アメリカ合衆国軍の協力が得られなかったため、映画に登場するF-5戦闘機やUH-1ヘリコプターは、全てフィリピン軍の協力に拠った。 (WikiPedeiaより引用)とのこと。
1976年3月から撮り始めたらしいですが、1975年がベトナム戦争終結ということなので、戦争直後にこれとっちゃうのもすごいと思いましたが、この内容でアメリカ合衆国軍に協力を求める(明らかに米軍批判しててそら拒否されるやろという感じ)っていうドア塚間ましさもすごいと思いました。
難点は、想像以上に、「マーロン・ブランド」演じる「カーツ大佐」の登場が遅い!
ほんと引っ張る引っ張る。
単なる派手さでいうと前半の戦闘シーンがピークで、展開が後半にしたがってどんどん重く緩慢になっていくので、この辺は好き嫌い別れる点かもしれません。
一般的な映画の盛り上がりを期待する人は、ちょっと後半はつらくなるかもしれません。
私も正直なとこ、映画のテーマ性は「カーツ大佐」にあるのはわかるんだけど、「カーツ大佐」よりサーフィンしたい理由だけで、殺しまくり森を焼き払う「ビル・キルゴア中佐」のほうが印象に残ってしまったし、彼のほうをもっと見たいと思いました。
「ハリソン・フォード」、「ローレンス・フィッシュバーン」「デニス・ホッパー」とか
今聞くとすごいメンバーなのに全然気づかなかった・・・。「ハリソン・フォード」「デニス・ホッパー」はまあ見直したらなるほどと思ったけど、「ローレンス・フィッシュバーン」はもう別の人にしか見えません!
逆に今はこんな映画の撮り方で、映画なんて撮れないんだろうなー。
蛇足の一本
恥ずかしながら数十年年ごしに気づきました!
そういや「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」のオマージュシーンでもBGMかけろっていってましたね。
ただの推測ですが、「フィールドコンバット」のBGMにこの曲を使うのも「地獄の黙示録」へのオマージュだったのかもしれません。
当時は結構遊んだなー・・ |
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