テレビCMを見て見に行った人は、びっくらこいたであろう作品。
私は、これを東映パラスにて鑑賞したが、映画館から出る人々の
複雑な表情が忘れられられない。
まず見る前からある種の疑いはあった。
何せ原作キューブリック、監督スピルバーグ。
水と油やんけというこの組み合わせ。成功するほうが不思議だ。
まあ、キューブリックは死んでるからエーやろみたいなのりが、
スピルバーグにあれば成功していたかもしれないが
（多分CMのイメージのまんまの映画になっていたであろう）。
悲しいかな彼は、敬愛する監督にキューブリックを上げている
しかも、バカ正直に彼の秘密主義を継承し出来上がるまで露出を控えつづけた。
結果誰も止めれずこのありさま。まさに「北京原人」の二の舞。
ほんま脚本あがった時に誰か止めたれよ。
最近特に思うけど、人は誰しも暴走する瞬間がある。
スピルバーグもそうなんですねー。
テーマ的には、二人とも同じことが言いたかったのかも知れないが、
いかんせん表現の手段が違いすぎる。
終盤の遠い未来のシーンが、キューブリックの脚本の中にあったかが非常に知りたい。
あれが、もしスピルバーグによる後付けだとしたら、キューブリックのメッセージをぶち壊すこととなると思うのだが・・・
とにかく家族で見に行った人なんかは、中盤の展開にびっくりするでしょう。
（個人的にはこういう裏切り方は好きだがテンポが悪く面白くない）。
最後に一言、親父はないがしろか！！
スタッフ＆キャスト
[監][製][脚]スティーブン・スピルバーグ
[総]ジャン・ハーランほか
[出]ハーレイ・ジョエル・オスメント ジュード・ロウ
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