映画日記「ミスター・ガラス」   原題:Glass


見る人を選ぶシャマラン監督作品の中でも、さらに見る人を選ぶであろうシャマラン・バースともいえる、「アンブレイカブル」「スピリット」に続くクロスオーバー作品「ミスターガラス」見てきました!

作品紹介

予告


あらすじ

フィラデルフィアのとある施設に、それぞれ特殊な能力を持つ3人の男が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが……。(出典:映画Com)

所感

見る人を超選ぶ作品です。
まちがっても、
「え、あの「シックスセンス」の監督の作品!じゃあ見てみよう!」
みたいなテンションでは劇場に行かないようお願い致します。


まず大前提として、「アンブレイカブル」
シャマランバース第一弾「アンブレイカブル」
シャマランバース第一弾「アンブレイカブル」

「スピリット」の2作を見ておかないと
シャマランバース第二弾「スプリット」
シャマランバース第二弾「スプリット」

何の説明もなく、「スプリット」の続きが始まるので、完全において行かれます。

ここ最近の「マーベル」や「DC」のヒーロー系クロスオーバー作品は前後の作品みていればより楽しく、みていなくてもある程度わかるように親切に作ってくれてますが
今作品「ミスターガラス」はまったく、突き放した展開ですので前作復讐必須です。
また「アンブレイカブル」に関しては、10年以上前の作品ですのでリアルタイムでみたという人は、細部を忘れてるでしょうから再鑑賞をおすすめします。

そもそもアンブレイカブルの際は、続きなど考えておらず、当時から人気シリーズとしていまだに継続中の「マーベル」シリーズや「D.C.」シリーズを横目にみて、俺もクロスオーバーみたいなのやりたいなーみたいな感じで、後付けで「スプリット」「ミスターグラス」を作った感じがします。

ということで毎度の賛否が分かれるシャマラン監督作品。
クロスオーバ3部作であることを認識して3作目を見ようなんて思う人は
相当シャマラン監督に優しい人達だと思います
そういう人には面白い映画だと思います。

おお!まさかのそういう展開?!
という期待的伏線を投げかけてくるシャマランですが
見事にいい意味で裏切ってきます。
伏線を回収しないのではなく、あえて裏切ってくる
これがシャマラン!

今回に関しては、そこは裏切らず大スペクタクルに!
という期待というか物足りなさがありましたが
まあ、これこそシャマランっぽさという感じともいえるでしょう。

3部作としてちゃんと終わらせているし、続きを作ろうと思いえば作れるそういう締め方で好感がもてました。
「アンブレイカブル」もそんな感じで終わってたことを考えると、また10年後くらいに全然関係ない映画と思いきやこの続き!みたいな展開

欲を言えば、マーベルとかであるエンドロール後の1カット期待してしまいましたが、そこは何もなく寂しく思いました。

シャマラン監督作品は、先日見た「ワイルド・ストーム」のような金積めば誰でも撮れそうな作品ではないところが魅力です。
なんだかんだいいながら見に行ってしまうなー。

 

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