映画日記「ローガン」

X-menシリーズ最新作「ローガン」観てきました!

あらすじ

すでにミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で心身共に疲弊しきったローガンはもはや不死身の存在ではなく、リムジンの運転手として日銭を稼ぎ、メキシコ国境近くの廃工場で年老いたチャールズ・エグゼビアの面倒を見ながら暮らしていた。ある日、ローガンはガブリエラという女性から、ローラという謎の少女をノースダコタまで送り届けてほしいと依頼される。まもなくガブリエラは殺害され、やむなくローガンはローラを廃工場にかくまうが、ローラを奪い返すために巨大企業トランシジェン研究所から放たれた男ピアースが武装集団を引き連れて廃工場に押し寄せてくるのだった……。
(出典:Amazon)

所感

いやー正直、ここ最近のXmenシリーズは、
「デッドプール」含めて、
話が雑というか、いまいちな感じなのが続いてたので
若干の不安はありましたが、
この作品には、そんな不満を一気に不吹っ飛ばす勢いがありました。

また、これまでの路線とはうって変わって、
ストーリーも描写も、現実的でハードなものになっていて
(今回は、どしたん?!というくらい戦闘シーンがエグイので、R15です!)
これまでのマーベルもんより、ちょっとダークなDCよりという感じで
ノーランのバットマン3部作が好きだーなんて人なんかも
楽しめるのではないかと思います。

お話は、とある計画により数十年ミュータントが発生しなくなったという、
これまでのシリーズよりずっと未来の設定で
ミュータントは、「プロフェッサーX」と「ウルヴァリン」しかいなくなっています。
(あ、あとなんかよくわからん白い吸血鬼みたいなのと・・)

時の流れは悲しいかな
最強のミュータント「プロフェッサーX」も、90歳のボケ老人となってしまっており
おまけに、ちゃんとお薬をのまないと、
たまの発作で強力テレパスを発現させ、広範囲の人間を麻痺させるという
時限テロみたいな存在になってます。

また、それを介護する「ウルヴァリン」も老いと、全身に移植されたアダマンチウム骨格の弊害で、
いろんなとこにガタがきており、傷を瞬時に回復させる「ヒーリングファクター」の能力も完全に発現していません。

いまや彼らには、まともな住居も金もなく、身も心もボロボロの貧乏老々介護という
なんか、もう悲しさしかないというところからお話ははじまります。

そして、追い打ちをかけるように突然現れる隠し子(みたいなの)。
それを追う強大な組織。受け入れられないローガンの葛藤。
そんなこんあいろいろ絡まって、エンディングまで突っ走ります。

うーん、これは面白い!

残念な点は、今回の敵が組織そのもので
強大なラスボスがいない点(一応ぽいのはでてくるが、インパクト弱し)
吸血鬼の活躍シーンがないことくらいかな。

戦闘描写のエグさのハードル(顔面串刺し、首ちょんぱ多々あり)
を越えれる人には全面的におすすめです。

若干だらだらつづいてたこのシリーズも、
今回でこのシリーズの終止符が打たれる展開です。
1作でも見たことのある人は、必ず見納めましょう!

しっかし、この前の
「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」
こういうノリ期待しててんけどなー。
ハリウッドじゃないので、これだけのは無理だけど
1割でも再現してくれてたら、合格点なのになー。



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