過去といってもまだまだ記憶に生々しい9.11、そこから大量破壊兵器の有無を背景に戦争へ突入する米国内で、真実を伝えるために奔走する記者たち熱いお話「記者たち」みてきました!
作品紹介
予告
あらすじ
2002年、イラクのサダム・フセインが大量破壊兵器を保有しているとして、アメリカ大統領ジョージ・W・ブッシュはイラク侵攻に踏み切ることを宣言。中堅新聞社ナイト・リッダーのワシントン支局長ジョン・ウォルコット(ロブ・ライナー)は、部下のジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)、ウォーレン・ストロベル(ジェームズ・マースデン)、そして元従軍記者でジャーナリストのジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に取材を指示するが、破壊兵器の証拠は見つからず、やがて政府の捏造、情報操作である事を突き止める。真実を伝えるために批判記事を世に送り出していく4人だったが、NYタイムズやワシントン・ポストなどの大手新聞社は政府の方針を追認、ナイト・リッダーはかつてないほど愛国心が高まった世間の潮流の中で孤立していく。だが、それでも記者たちは大儀なき戦争を止めようと、政府の嘘を暴くことに並々ならぬ執念を燃やし続けるのだった……。(出典:moviewalker)
所感
まずおっ!と思ったのが、字幕担当者と別に、監修「池上彰」の文字が。ちょっと内容が込み入った話なので、ニュース解説おじさんの「池上」さんを起用してるんですね。
内容は、過去といってもまだまだ記憶に生々しい9.11のワールドトレードセンター崩壊事件、そこから大量破壊兵器の有無を背景に戦争へ突入する米国内で、「ニューヨーク・タイムス」「ワシントン・ポスト」等大手のメディアが政府の御用報道をする中、唯一真実を伝えるために奔走する「ナイト・リッダー」というメディアの記者たちの熱さががんがんくるお話でした。
私にとっても9.11事件は衝撃で、今でもはっきり覚えているけれども、その後の派兵の顛末については、なんか理由つけて兵を送り込むのはいつものアメリカらしいなーくらいで、特に大きな興味もわかず、ニュースで流れる映像を流しみしている程度でした。
なので特にその辺の前知識もなく、実話をもとにした社会派ということで、ちょっと構えてしまいましたが、意外と普通におもしろかったです。
特に記者たちの取材や裏どりが描かれている点、この点について監修した池上さんもあるある感満載と太鼓判を押しているようですが、こんな限定された情報どんだけ匿名にしても出どころ特定されんか?と思ってしまいました。
社会派でもこれだけのエンターティメントにしてしまう、やっぱりハリウッド映画っていいなあと改めて思いました。
これがヨーローッパ製とかなら、確実に寝落ちする映画になってそう・・
ちなみに、劇中で「ナイト・ライダー」とかと間違えられる「ナイト・リッダー」というメディアの名前の意味ですが、こちらの記事によると創立者「ハーマン・リッダー」の名前に由来し、「リッダー」がオランダ語の騎士を意味することから、「夜の騎士」=「ナイト・リッダー」ということになったらしいです。つまりつづりは「Night Ritter」ということらしいけど、要は「Night Knight」みたいにならんようにってことかなー。
「Knight」翻訳すると「Ritter」になるけど、
「Ritter」と「Rider」もスペル似てるし、
乗り手という意味では、結構語源が近い言葉のような気がするし、「ナイト・ライダー」もあながち的外れな間違いではないのかなとか、どうでもいいことを考えてしまいました・・。
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