「シャザム!」で子供が変身する、日本では知名度ほぼないDCヒーロー映画「シャザム!」見てきました!
作品紹介
予告
あらすじ
身寄りがなく里親のもとを転々としてきた少年ビリーはある日、謎の魔術師からスーパーパワーを与えられ、「S=ソロモンの知力」「H=ヘラクラスの強さ」「A=アトラスのスタミナ」「Z=ゼウスのパワー」「A=アキレスの勇気」「M=マーキューリーの飛行力」という6つの力をあわせもつヒーロー「シャザム(SHAZAM)」に変身できるようになる。筋骨隆々で稲妻を発することができるが、外見は中年のシャザムに変身したビリーは、ヒーローオタクの悪友フレディと一緒にスーパーマン顔負けの力をあちこちで試してまわり、悪ノリ全開で遊んでいた。しかし、そんなビリーの前に、魔法の力を狙う科学者Dr.シヴァナが現れ、フレディの身に危険が及んでしまう。遊んでいる場合ではないと気付いたビリーは、ヒーローらしく戦うことを決意するが……。
(出典:映画.com)
所感
子供のままのヒーロー誕生!シャザム!の魅力とDCEの転機
MCUがアベンジャーズ4でひとつの到達点を迎え、スパイダーマンでフェーズ3を締めくくる中、対するDCエクステンデッド・ユニバースはまさにこれからという段階。
そんな中で公開された本作ですが、前作アクアマンが予想以上に楽しめたこともあって、自然と期待値は高めでの鑑賞となりました。
そして結論から言うと、かなり満足度の高い一本でした。
最大の武器は子供のままのヒーローという設定
本作の一番の面白さは、なんといってもヒーローの中身が子供という点。
シャザム!の掛け声ひとつで、大人のスーパーヒーローへと変身するものの、精神年齢はそのまま。ここがとにかく楽しい。
大人の姿を利用して酒を買おうとしたり、能力を試してはしゃいだり、かと思えば強敵を前にビビって逃げ出したりと、ヒーロー映画でありながらコメディとしてもかなり優秀。
これまでのDC作品に多かったシリアスで重厚なトーンとは明らかに違い、いい意味で肩の力が抜けた作りになっています。
しっかり感じるユニバースのつながり
物語の中には、バットマンやスーパーマン、アクアマンといった既存ヒーローの存在が自然に織り込まれていて、DCEユニバースの一員であることをしっかり感じさせてくれます。
ちょっとした小ネタの積み重ねが楽しく、そしてファンならニヤリとする決定的なおまけサービスも用意されていて、このあたりはシリーズものとしての醍醐味がしっかり出ていました。
まだMCUほど緻密に組み上げられているわけではないものの、確実に世界観の広がりは感じられます。
DCらしさとポップさのバランス
これまでのDC作品といえば、どうしてもダークで重たいイメージが先行していました。
ノーラン版バットマンの成功が大きかった分、その影響が長く尾を引いていた印象があります。
ただ、アクアマン、そして本作シャザム!と続いて、明るくポップな方向性も十分に成立することが証明されたのは大きな収穫。
DCの持つ神話的なスケール感と、こういったライトな楽しさのバランスが今後どう調整されていくのかはかなり注目ポイントです。
DCEユニバースの難しさもちらり
一方で、DCユニバース特有の難しさも少し感じました。
というのも、DCのヒーローたちは単体で強すぎるうえに、種族ごとに強力な存在がゴロゴロしている世界観。
アトランティス人やアマゾネス、さらにはグリーンランタン軍団など、人類以外の戦力が豊富すぎて、困ったら呼べばいいのでは?というツッコミが入りやすい構造なんですよね。
このあたりをどう整理して物語として成立させるかは、今後のユニバース展開において重要な課題になりそうです。
MCUがその辺りをかなり計算して構築しているだけに、どうしても比較してしまう部分ではあります。
今後への期待とちょっとした不安
MCUが一つの区切りを迎えた今、ヒーロー映画の次の波としてDCEがどこまで盛り返してくるのかは非常に楽しみなところ。
アクアマンやシャザム!のように、エンタメ性をしっかり押し出した作品が増えてくれば、DCのイメージも大きく変わっていくはずです。
ただひとつ現実的な問題として、子役問題は避けて通れないところ。
この手のシリーズは制作に時間がかかる分、キャストの成長との兼ね合いが難しい。シャザムという設定上、この点は今後の展開に少なからず影響してきそうです。
まとめ
シャザム!は、これまでのDC作品のイメージをいい意味で裏切る、明るくて楽しいヒーロー映画でした。
子供のままのヒーローというアイデアを最大限に活かしたコメディ要素と、しっかりとしたヒーローものとしての熱さが共存していて、シリーズの中でもかなり見やすい一本。
MCUとはまた違った方向性で、DCEユニバースが盛り上がっていく可能性を感じさせてくれる作品でした。
この流れをうまく活かして、DCならではのヒーロー映画の形を確立していってほしいところです。
0 件のコメント :
コメントを投稿