映画日記「フリーガイ」原題:Free Guy

 色物映画と舐めてたら感動してしまった「フリーガイ」見てきました!

作品紹介

予告


あらすじ

ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める。(出典:映画.com)

所感

なめてました。
正直「バイオハザード」シリーズなんかのゲームの世界を題材にしたものは見ごたえのあるものもあるんだけど、「レディオプレイヤー1」みたいなゲーム自体を題材した作品って、正直映画館でビジュアルと音を楽しむアトラクション的な楽しみ方はできても、ストーリー的に、どうしても所詮ゲームでしょという部分を払拭できない部分がぬぐえないものが多い気がするし、そこを求めて見に行く映画でもないとおもってましたが、この作品は違いました。

コンピューターのプログラムが意識をもつというプロット自体は、昔から何度も使われている目新しさのないものですが、これまでのキャラって自分がAIであることを意識しているものが多かった気がするんですよね。
なので、結構わざと変な話し方をしてコンピュータっぽさをだしたり、ネット空間で無双したり。

今作ではゲーム内のモブキャラが本当に自分が一人の人間と思い込み、今ある世界を現実として生きているという点が、結構ありそうでなかった物語だと思うんです。


序盤、仮想世界を現実と思っている「ガイ」を、俯瞰で本当の人間であるプレイヤー達が見ている描写は、ジムキャリーの「トゥルーマンショー」なんかを思い出します。
また物語が現実世界とゲーム世界平行して進むところは「マトリックス」っぽかったり。
この辺の要素をうまくまぜこんでやや「トゥルーマンショー」よりに「コメディ」要素多めで見やすいようにした感じです。

大筋と関係ないサービス的な他作品のカメオ出演のタイミングも絶妙で、特にマーベルのあの人とその必須アイテムの登場は、マーベルファンにはめちゃくちゃ嬉しくなっちゃう演出です。(逆に知らない人は誰これ?になるかもですが・・)

前出した設定的には似たような「レディオプレイヤー1」はいまいち響かなかったのですが、あの作品に足りなかった感情移入できるもろもろの要素が補完されている作品なのかなと思いました。

万人におすすめの映画です!




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