作品紹介
予告
あらすじ
孤独な盲目の老人の家に押し入った若者たちが思いがけない恐怖を味わうさまを描いて全米スマッシュヒットを記録し、日本でもSNSを中心に口コミで評判が広がりロングランヒットとなったホラー「ドント・ブリーズ」の続編。あれから8年。盲目の老人は、惨劇の起こった屋敷でひとりの少女を大切に育てていた。少女と2人だけの生活を誰にも邪魔されないよう、静かに暮らしている老人だったが、少女に向ける表情には言いようのない不気味さが漂っていた。そんな2人の前にある時、謎の武装集団が現れる。彼らが少女を狙って屋敷に踏み入ってきたことから、老人の狂気が再び目を覚ます。(出典:映画.com)
所感
前作で“盲目の変態おじさん”として恐怖の象徴だった主人公が、今作ではまるでランボーのようなアンチヒーローに変貌していて驚きました。キャラの方向性がガラッと変わったことで、作品の雰囲気も大きくシフトしています。
タイトルが示すような「息を止めて音を立てない」緊張感あふれるスリラー要素は控えめになり、代わりに『座頭市』や『ブラインド・フューリー』のような“盲目アクション”に重きが置かれています。これを爽快に感じる人には刺さる内容ですが、前作の張り詰めた空気感を期待していた人には物足りなく感じるかもしれません。
個人的には、前作にはあまりハマらなかったので、今回の方が好みでした。アクション寄りの展開がテンポよくて観やすかったです。
最近の映画って、主人公が何らかの感覚や能力を欠いている設定が多い気がしますね。『バード・ボックス』は視覚、『クワイエット・プレイス2』は聴覚、『RUN』では歩行能力など…。制限があることで物語に緊張感が生まれやすいのかも。思えばヒッチコックの『裏窓』もそうだし、このジャンルって“ハズレが少ない”印象があります。潜水艦映画と同じく、閉鎖空間+制限=ドラマが生まれる、という法則なのかも。
シリーズはまだまだ続きそうな予感。もしこの路線で突き進むなら、いっそ「VSプレデター」みたいな展開も見てみたい…なんて妄想も膨らみます。
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