「スピリット」主演女優「アニヤ・テイラー=ジョイ」なんでこれOKした感のある魔女映画「ウィッチ」みてきました!
作品紹介
予告
あらすじ
舞台は1630年代、ニューイングランドの不毛の荒れ地。暗い森のそばのへんぴな土地の一角に移り住んだ農夫とその家族が、不可解でおぞましい現象に見舞われる。農作物の不作や生まれたばかりの息子が行方不明になるなど不幸が続いた一家は、いつしかそれが魔女の仕業ではないかと疑い始める。ますます切迫した状況に陥る中、魔女狩りによって家族が引き裂かれていく。疑心暗鬼に陥り絆が崩壊した一家を、闇の邪悪な力が支配しようとしていた。(出典:Amazon)
所感
正直な第一声「わからん」
正直に言います。
わからん。
話がわからない、というより
「この映画の面白さがわからない」タイプのやつ。
ロバート・エガース監督の長編デビュー作にして、
映画サイトでは軒並み高評価。
ホラー好きなら一度は通れ、みたいな扱いの作品ですが、
私個人の感想としては――かなり退屈でした。
丁寧だけど、心が乗らない
丁寧に作られているのはわかる。
雰囲気もいい。
最後まで見られるだけの力はある。
でも、感情がまったく乗ってこない。
舞台は17世紀、ニューイングランドの森の中。
一軒家に暮らす敬虔なキリスト教徒の家族と、
魔女の疑惑をかけられる
アニヤ・テイラー=ジョイ演じる長女「トマシン」を中心にした物語。
登場人物はほぼこの家族だけ。
閉鎖空間、疑心暗鬼、宗教的恐怖。
素材だけ見れば、めちゃくちゃ好みなはずなんですが……。
宗教観と時代背景の壁が高すぎる
問題は、宗教観と時代背景の壁が高すぎること。
この時代の人たちは
「不幸=神の罰」「異変=悪魔の仕業」
という思考回路で生きていた、という前提がないと、
登場人物たちの行動がとにかく理解しづらい。
「この時代の、この教育レベルの人たちは、
こう考えるしかなかったんだろうな」と
頭では納得しながら見るしかない感じ。
わかりやすさを探してしまう自分
最初は
「トマシンだけ養子なのかな?」
とか、分かりやすい理由を探しながら見ていたんですが、
そうでもない。
むしろ、そうだった方が
まだ感情移入できた気がします。
結果として、
ずっと画面は気持ち悪いし、
不穏な空気も最高なのに、
心だけが置いていかれる映画になってしまいました。
ちょっとしたうんちく:この映画、わかりやすくする気がない
ロバート・エガース監督は、
この映画を作るにあたって
当時の裁判記録や民間伝承を徹底的にリサーチしています。
セリフ回しも
17世紀の英語文献をベースにしているほどのガチ仕様。
つまりこの映画、
最初から「観客に寄り添う気」があまりない。
さらに言うと、
この作品は“魔女の映画”というより、
「信仰が人を壊していく話」でもあります。
怖いのは魔女よりも、
疑い、恐怖、信仰に縛られた家族そのもの。
そこが刺さる人には刺さるし、
刺さらない人には、とことん刺さらない。
評価が割れるのも納得、それでも…
映画サイトで★4以上ついていても、
「いや、これは人選ぶでしょ」と思うタイプの一本。
私は低い派でしたが、
気持ち悪い雰囲気作りや映像センスは文句なし。
実際、エガース監督は
この後『ライトハウス』『ノースマン』と
クセの強い作品を連発していくわけで、
才能があるのは間違いない。
ホラー好きとしては、
「この監督、次はどんな変なもの作るんだろう」
という期待だけは、しっかり残りました。
ただし――
「ウィッチ」は、合わなかった。
それが今の正直な感想です。
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