作品紹介
予告
あらすじ
“アゼロス”は長い間、平和な時代が続いていたが、悪しき勢力が迫っていた。その者たちとは、滅びゆく故郷“ドラエナー”を捨て、新たな定住地を求めるオークの戦士である。オークたちは、世界と世界をつなぐ異次元の入口“ダークポータル”を開き、侵略を始めていた。
(出典:Amazon)
所感
PCゲームファンから見た映画版ウォークラフトの感想
私の場合、長年のPCゲーム版「ウォークラフト」、とくに名作と名高い「ウォークラフト3」の熱狂的ファンであるという大前提があるのですが、映画単体として見てもおおむね面白かったです!
| ブリザード社の名作「ウォークラフト3」 |
Blizzard Entertainment社が誇るRTS(リアルタイムストラテジー)の金字塔である本作ですが、実は世界で最もプレイされたMMORPGとしてギネス登録もされた「World of Warcraft」の原点でもあるんですよね。それだけ世界中に熱狂的なファンを抱える巨大なIPなだけに、個人的には色々と思うところもありました。
なぜウォークラフト3のシナリオじゃなかったのか問題
正直なところ、「ウォークラフト3」のシナリオが神がかっていたので、できればあっちのストーリーに沿った形にしてほしかったなーというゲームファンゆえの残念感はどうしても拭えません。
せっかくあんなに練り込まれた設定があるのに、なんで初代の人間vsオークの時代を焼き直したんだろうとか、ナイトエルフが出てこないのはやっぱり寂しいとか……。複数の種族が複雑に入り乱れ、最後は一つの巨大な敵に立ち向かっていく王道かつ熱い展開を大スクリーンで見たかったんですよね。
ただ、映画版はシリーズ初見の人に向けて、世界観の基礎である初代のストーリー(Orcs & Humans)から丁寧に描く必要があったという製作陣の意図もわかるので、ここはジレンマです。
続編の行方と監督ダンカン・ジョーンズの魅力
次作以降の展開に大いに期待したいところですが、私が行った時の劇場の人の入りや、劇場側の「全然力入れてない感」を見ていると、続編はなかなか難しそうだなーという印象でした。実際、本国アメリカでは興行的に苦戦したものの、中国で爆発的な大ヒットを記録して、当時のゲーム原作映画の世界興行収入記録を塗り替えたという極端な結果になった異色の作品でもあります。
ちなみに、本作でちょっと気になったのが監督のダンカン・ジョーンズ。名前を聞いてピンときた方もいるかもしれませんが、以前「トム・クルーズ」の「オブリビオン」の回でも紹介した傑作SF「月にとらわれた男」の監督さんですね!
さらにうんちくを足すと、彼はあの伝説のロックスター、デヴィッド・ボウイの息子さんでもあります。彼自身が「ウルティマオンライン」などにもどっぷりハマっていたガチのゲーマーだからこそ、この超大作の監督に抜擢されたという経緯はゲームファンとして胸熱です。
頼むぞブリザード!次はスタークラフトの映画化を
もし「ウォークラフト」の続編がダメなら(まだ完全にないと決まったわけではないですが…)、同じくBlizzard社の看板SFゲームである「スタークラフト」をぜひ3部作くらいの壮大なスケールで映画化してほしいなーと妄想しています。
もちろん、シナリオはゲームの重厚なストーリーをしっかり引き継いだ形で!世界的なeスポーツの歴史を作ったとも言える名作ですから、映像映えすること間違いなしです。ブリザードさん、どうかよろしくお願いします!
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