映画日記「10クローバーフィールド・レーン 」 原題:10 Cloverfield Lane


作品紹介

予告



あらすじ

交通事故の後、1人の女が生存者のいるシェルターで目覚める。男は、あるとてつもない破壊的な攻撃から女を救ったという。しかし男に疑問を抱き始めた女は真実を見極めるべく、外の世界へ踏み出そうとする。(出典:Amazon)

所感

密室スリラーとしては秀逸な良作!

映画単体としてはそこそこ面白いんですよね。ジョン・グッドマン演じる謎の男ハワードの狂気じみた不気味な演技や、いつ爆発するかわからない密室での息詰まる心理戦は、上質なサスペンススリラーとしてかなり引き込まれる作りになっています。シェルター内で徐々に募っていく疑心暗鬼と不穏な空気感は一見の価値ありです。

冠タイトルとの強烈なギャップと裏話

ただ、クローバーフィールドという看板を背負っている部分については、正直言って何じゃこれ感がすごいんです。

実はこの作品、もともとはザ・セラー(地下室)という全く別の独立した脚本だったものを、プロデューサーのJ・J・エイブラムスが後から自社の人気シリーズの世界観に組み込んだという制作の裏話があります。彼曰く、前作の直接的な続編ではなく血のつながった精神的続編という位置づけらしいのですが、POV(主観映像)方式の大怪獣パニックだった前作を期待して観ると、あまりの路線の違いに完全に肩透かしを食らってしまいます。

ほんまになんなんこれ?そして今後の展開は…

そういった制作の背景を知った上でも、あの怒涛のラストの展開を含めて、ほんまになんなんこれ?という戸惑いは隠しきれません。密室スリラーからの超展開は、良くも悪くも観る者を突き放す強烈なインパクトを持っています。

果たしてこの独特すぎる世界観を広げたまま、さらにシリーズとして続くの?とツッコミを入れずにはいられない、なんとも不思議な後味と疑問符を残してくれる作品でした。


0 件のコメント :

コメントを投稿