映画日記「アイスロード」 原題:The Ice Road

作品紹介

予告



あらすじ

爆発事故でカナダの鉱山の地下に閉じ込められた26 人の作業員。救出装置を運ぶため、 4 人のトラックドライバーが集められる。 30t の巨大トラック 3 台が走る最短ルートは、氷の道〈アイス・ロード〉。スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈む。地下の酸素が尽きるタイムリミットは 30 時間。 4 人はドライブテクニックと強いハートで、名誉と報酬を手にするはずだった。ところが、事故には危険な陰謀が隠されていた ── 。(出典:Amazon)

所感

氷上トラック野郎+災害映画という分かりやすさ

「96時間」シリーズ以降、すっかり“困ったらリーアム・ニーソン”枠が定着した感のある本作。 今回の舞台は、なんと凍った湖の上を走るトラック=アイスロード。 崩落事故で閉じ込められた作業員を救うため、 制限時間付き・重量制限付き・割れたら即死亡という無茶苦茶なミッションに挑む、 という設定だけで、もう内容はほぼ説明完了です。 理屈よりもまず 「そんなとこ走らせるな!」 とツッコミたくなるあたりが、この映画の正しい楽しみ方。

リーアム・ニーソン、今回は「静かな兄貴分」

いつものように無双アクションで敵をなぎ倒す…というよりは、 今回はやや抑えめで、経験と判断力で状況を切り抜けるベテラン運転手役。 弟との関係性や、過去の後悔を背負った人物像など、 最低限のドラマは用意されていますが、 正直ここはそこまで深掘りしなくてもよかったかな、という印象。 観客が一番見たいのは 「氷がミシッ…」 という音と、トラックがじわじわ沈みかける瞬間なので。

実在する「アイスロード」という狂気のインフラ

本作、荒唐無稽に見えて 「冬の間だけ凍結した湖や川を道路として使う」 というアイスロード自体は実在します。 カナダやロシアなどでは、一定期間だけ使われる命がけの物流ルート。 そう思うと、この映画の無茶設定も 「まあ…なくはないか?」 と少しだけ納得できてしまうのが怖いところ。 氷に入ったヒビが徐々に広がっていく描写や、 重量オーバーによる緊張感は、B級ながらなかなかよくできています。

ツッコミどころ込みで楽しむ「氷上サスペンス」

もちろん、 ・悪役の行動が雑 ・都合よく起きるトラブル ・物理法則ガン無視な場面 など、気になる点は山ほどあります。 でもこの映画は 「考えたら負け」 「ツッコんだら負け」 のタイプ。 吹雪、氷、トラック、時間制限。 この素材を使って、ちゃんと90分引っ張れるだけで合格点です。

まとめ:寒い日に観るとちょうどいい一本

「アイスロード」は、 深いテーマや感動を求める映画ではありません。 リーアム・ニーソンが 危険な現場に放り込まれて なんとか生き残る。 ただそれだけを、 それなりの緊張感で見せてくれる、 安心・安定の一本。 配信で、 寒い日に、 何も考えずに観る。 それくらいの距離感が、いちばんちょうどいい映画でした。

0 件のコメント :

コメントを投稿