映画日記「アオラレ」 (原題:Unhinged)

ラッセル・クロウのおじ感最高!「アオラレ」見てきました!
コロナ禍の自粛自粛で、ぐだぐだした気分を吹き飛ばすのに最高の映画です!

作品紹介

予告


あらすじ

美容師のレイチェルは今日も寝坊。あわてて息子のカイルを学校へ送りながら職場へと向かうが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻に、ついに首となる。最悪の気分のまま下道を走るが、信号待ちで止まると、前の車は青になっても発進しない。クラクションを鳴らすがまだ動かない。イラついたレイチェルが追い越すと、つけてきたドライバーの男が「運転マナーがなっていない」と言う。レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。息子を学校に送り届けたものの、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。店員は「あおり運転の常習犯よ」と警告。車に戻ったレイチェルはある異変に気付いた。が、時すでに遅し。信じられない狂気の執念に駆り立てられた男の“あおり運転”が、ノンストップで始まるのだった―(出典:)

所感

とにかく「ラッセル・クロウ」が最高。
あらすじをみればだいたいわかると思いますが、ストーリーはほとんどないです。
昔の作品でいうと「激突」や「ヒッチャー」のような、おかしな人にただひたすら追われる映画です。

しかし、いやだからこそ、追う側の太ったラッセルクロウが最高にひかるんです。

にっこり笑えばかわいいおじさんなんだけど、いざ怒りモードになると
目を三角にさせてひたすら追いかけてくるのは、ほんと恐怖。
でかいおじさんが大声だして追いかけてきたらそら怖いですよね。

さて「ラッセル・クロウ」といえば私の中では
「グラデュエーター」なんですが、


あの頃の面影は微塵も無し!

そのあとの記憶だと、
トム・クルーズのポシャってしまった「ダーク・ユニバース」シリーズ映画1作目
「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」
 
のジキル博士。


 この時は結構太ったなと思ったけど

そのあとの「DCEユニバース」のスーパーマン「マン・オブ・スティール」の
「ジョー=エル」役だと結構戻してたて、
この時も、役者ってすごいなーと思ったもんだけど、

今作はそれ以上。
そういう意味だと「ラッセル・クロウ」自体を楽しむ映画ともいえるかもしれません。

と、中身の話をほとんどしてませんが
とにかく最高だと、ストレスにまみれたいまこの時代にこそ見るべき映画の1本だと
言っておきたいです。

そのうえで残念な点をあげますが、

できれば、追う側の心象の掘り下げてもっとしてほしかったなーと思います。
上映時間が90分ということで
コンパクトにまとめてる点はすごく好感がもてるんですが
その短さなら、10分くらい
冒頭の1シーンしか語られていない彼の過去を
もう少し掘り下げてほしかった。

劇中では単なるサイコに見えがちですが、
最初の主人公の接触とかをみてると、
問題はあっても、無差別殺人犯とかではないので

理不尽と自業自得、両方の原因でぐちゃぐちゃにされながら
善の部分が怒りに侵食されていき、いわゆる無敵の人に変貌していく。
そういう過程を少しフォーカスしてくれると最高でした。

例でいうと、
マイケルダグラスの「フォーリングダウン」とか
フォワキンフェニックスの「ジョーカー」みたいな感じでしょうか
(正直「ジョーカー」には感情移入できませんでしが・・)。

主人公が冒頭のシーンで、謝ってさえいればもしかすると
そのまま暴走せずに、自首してたかもしれないのにくらい
思わせてくれれば、より最高の映画になった気がします。

いや、よかった。

思えば、車乗ってたときってクラクションなんてほとんど鳴らした記憶ないよなー。
鳴らす人って、ほんとすぐブーブーならすよね。
なんか、ここらへん結構人間に線引きがあるような気がせんでもないなー。
そういうブーブー鳴らす人にこそぜひ見てほしい映画です。

でもブーブーならされる側タイプの人にはもっとおすすめです。

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