映画紹介
予告
所感
「アオラレ」に続く、コロナ禍のストレス解消映画
「アオラレ」に続き、またしても
観終わったあとに思わず深呼吸したくなるような、スカッと爽快な一本でした。
コロナ禍で閉塞感が漂う時期に公開された本作は、
社会の中で溜まりに溜まった鬱屈を、
エンタメとして豪快に発散してくれるタイプの映画です。
大きなテーマを語るわけでも、社会問題を掘り下げるわけでもない。
ただただ「溜めて、爆発させる」。
この潔さが、今の空気感にやたらと効きます。
「何も起こらない男」が一線を越える瞬間
主人公ハッチは、仕事も家庭もどこか噛み合わない冴えない中年男。
強盗に入られても反撃せず、家族からも頼りなく見られている存在です。
しかし、ある出来事をきっかけに、
彼の中で長年押し殺されていたスイッチが入る。
この「我慢し続けた人間が、ついにキレる」という構図は王道ですが、
その積み重ね方が丁寧なので、
観ている側も自然と主人公に感情移入してしまいます。
怒りが理不尽ではなく、どこか共感できてしまう。
だからこそ、その後の展開がとにかく気持ちいい。
ボブ・オデンカークという絶妙すぎる配役
主演は「ベター・コール・ソウル」でおなじみのボブ・オデンカーク。
最初は「この人でアクション?」と半信半疑でした。
ところが、これがハマる。
ムキムキのヒーローではなく、
疲れた体で殴られ、転び、血を流しながらも立ち上がる中年男。
その姿がやたらとリアルで、妙な説得力があります。
派手さよりも痛みが伝わるアクション。
この路線だからこそ、一本芯の通った映画になっています。
ジョン・ウィック直系のガチアクション
監督は「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラー。
脚本には「ジョン・ウィック」シリーズのデレク・コルスタッドが参加。
なるほど、と納得するキレ味のアクションが続きます。
特にバス内での格闘シーンや、
終盤の家を使ったトラップ合戦は、
アイデアと暴力のバランスが絶妙。
日用品を武器にする発想も含め、
観ていてワクワクする場面がきちんと用意されています。
まとめ:考えずに観て、気持ちよく終われる一本
「Mr.ノーバディ」は、
深読みせず、理屈も抜きにして楽しめる映画です。
「アオラレ」に続く、
コロナ禍に溜まった感情をスカッと発散させてくれる快作。
最近なんとなく疲れている人、
とにかく爽快感を求めている人には、
間違いなく刺さる一本だと思います。
地味だけど、痛快。
そして、観終わったあと確実に気分が軽くなる映画でした。
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