作品紹介
予告
あらすじ所感
コメディに全振りした刑事映画
韓国映画らしい勢いとサービス精神が、これでもかと詰め込まれた一本。
麻薬捜査班の刑事たちが、張り込みのために始めた唐揚げ屋がまさかの大繁盛、というバカバカしい導入から始まります。
ただの出オチで終わりそうな設定を、テンポとキャラクターの力で最後まで引っ張り切るあたりはさすが。
きちんと刑事映画の骨格を保ったまま、コメディとして振り切ってくるバランス感覚が心地いいです。
唐揚げ屋パートが強すぎる
正直、この映画のいちばんの見どころは唐揚げ屋が軌道に乗ってから。
捜査そっちのけで仕込みと接客に追われる刑事たちの姿が、とにかく楽しい。
「潜入捜査のため」という建前と、
「ちょっと商売が楽しくなってきてる」
という本音がじわじわズレていくのが笑いのツボ。
ちなみに、作中で話題になる“水原式カルビ唐揚げ”は、実在の韓国料理をベースにしたアレンジだそうで、公開後は本当に同名メニューを出す店が増えたとか。
映画がきっかけで食文化にまで影響を与えるあたり、韓国エンタメの波及力を感じます。
アクションもちゃんと本気
完全なコメディ映画かと思いきや、アクションは意外と硬派。
韓国映画らしい、スピードよりも「痛そうさ」を重視した肉弾戦がしっかり入ってきます。
特に主演のリュ・スンリョンは、これ以前にもシリアスな刑事役を多く演じてきた俳優。
その蓄積があるからこそ、ふざけた状況でもアクションに説得力が出ているのがうまいところです。
笑わせた直後に、
「あ、これ刑事映画やったな」
と我に返らせる切り替えが実に巧妙。
キャラ勝ち映画の安心感
登場人物は全員クセが強いのに、不思議と嫌味がない。
それぞれが軽く役割分担されていて、観ているうちに自然とチームとして応援したくなります。
深い人間ドラマを掘り下げるわけではありませんが、
その割り切りがむしろ正解。
変に感動を狙わないぶん、最後まで気楽に楽しめます。
まとめ:映画の「楽しさ」を思い出させてくれる一本
難しいテーマも、重たいメッセージもありません。
ただ、観終わったあとに
「映画ってやっぱ娯楽だよな」
と思わせてくれるタイプの作品。
映画好きが観ても楽しいし、ライト層にも強く勧められる。
気楽で、よくできたエンタメ映画でした。
観終わったあと、唐揚げを買いに行きたくなる確率はかなり高めです。
0 件のコメント :
コメントを投稿