「グレムリン2017 異種誕生」 |
作品紹介
予告
あらすじ
ある平和な家族を恐怖が襲う。アダムの母が受け取ったミステリアスな箱。そこには恐ろしい秘密が隠されていた。箱のタイマーがカウントダウンを終えるまで、箱の中から出てきたモンスター、グレムリンが人間を皆殺しにするのだ。遠く離れた場所へ置いてきても、強力な武器で破壊を試みても、恐怖の箱は彼の元へ戻ってくる…。この悪夢から回避する手段は1つ。その箱を愛する誰かに渡し、無限ループを続けることだけだった…。
(出典:Amazon)
所感
まあB級とわかってみに行ってるので問題はないです。程ではなく一応ちゃんと最後までみれます。
ただ、圧倒的に不満なのは、主人公とその家族の思慮なさ。
この手の作品の場合、だいたいの場合、子供だけ怪物を目撃して大人は信じてくれないパターンでラストまでいくことがおおいのですが多いのですが 、この作品の場合、珍しく物語序盤にモンスターの存在が主人公家族全員に完全にばれます。
そこはちょっと新しくて期待でそうと思ったんですが・・
ここから家族のとる行動が、まったく理解できなくなっていくんです。
あほ過ぎて共感できるところがなく、置いてきぼりをくらう感じです。
「13日の金曜日」みたいに、殺されるためのバカップルならいいんですが
話の筋としては、主人公家族を中心にすすむのでこれはかなり苛つきます。
なんとか中盤まで我慢すれば、精神錯乱してる人たちということで
納得できるというか、我慢できるようにはなりますが・・
他にもいくつか不満点があって、例えば
怪物から逃れるために「愛する誰かに箱を渡さなければならない」という「リング」みたいなルールがあまりいかされていないことです。
また、当然これがオチにつながるもんだと思ってたら、そういうこともなく・・せっかくの設定があんまり生かされてないのがすごくもやもやします。
また、キーとなりそうな主人公の息子が過去に誘拐されたことがトラウマになってるみたいな設定があるのですが、これもほったらかし。この設定いるか?とか
とにかく突っ込みどころは満載です。
以前紹介した小さな闇の妖精たちが暴れる「ダークフェアリー」
みたいなのを期待してると、大きく肩透かし食らいます。
そんな中、最後の最後いきなり、スケールアップして怪獣映画になるのですが
(ネタばれだけど予告で出てきちゃってるからいいよね。)
どうせなら、ここもう少し多めにしてくれてもよかったのになーとも思いました。
まあ、低予算映画だからそこは難しいとこなんでしょうけど。
低予算ホラーに理解ある人はまあみてもいいかも。
あとは、DVDになったら寝れない夜用としてはおすすめかな。
って、あれ?楽天みてたらDVDもうでてる!?
なんで、DVDでてるの映画館で公開してたん?↓
あと威を借るって書いちゃったけど 昔あった、ジョー・ダンテ監督(製作総指揮はスピルバーグ)の「グレムリン」シリーズ とはまったく関係ありません。 邦題を適当に続編っぽくするB級系にありがちなやり方と思いきや意外と原題も「GREMLIN」。むしろちゃんと区別するための配給会社の気遣いでございました。 (異種誕生は蛇足ですが・・) |
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