映画日記「ボーダーライン」 原題:Sicario



「ベニチオ・デル・トロ」が渋すぎる「ボーダーライン」みてきました。

あらすじ

巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。(出典:Amazon)

所感

すごい緊張感!めちゃくちゃ面白かった!
配役がすべてはまってる、脚本もいい。

序盤は米国防総省の特別部隊に配属され、極秘作戦に参加した「エミリー・ブラント」演じるFBI捜査官ケイト。凄腕のはずの彼女がそこでは素人扱い。右も左もわからない彼女の目線で序盤はストーリーは進むが、徐々に明かされる捜査に同行する謎のコロンビア人の素性。それに比例していつのまにか、彼目線へとストーリーは変化していく。
この辺の展開は最高!

そしてこのコロンビア人を演じる「ベニチオ・デル・トロ」の存在感がすごい。
以前「ドライブ」をみたときこれは、「ライアン・ゴズリング」のための映画で、「ライアン・ゴズリング」でなければ成立しなかったと思ったことがあったけど、今作も
そんな感じで、「ベニチオ・デル・トロ」のための映画で、「ベニチオ・デル・トロ」でなければ成立しなかった映画のように思います。

また原題が「Sicario」ということで、調べてみますとスペイン語で「殺し屋」、「暗殺者」という意味らしいです。
なるほど、ラストまでみてその意味がわかります。
邦題の「ボーダーライン」も、国境と、善悪の境を現したという意味では理解できますが、やはり監督の意図を正確に表現するのはこの「Sicario」だったと思います。

とにかく超お勧めな良質サスペンス。
映画館じゃなくてもいいので、見て下さい!

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