最近のハリウッド映画では、
なんじゃこりゃー的な香りを放つぶっとび映画
「アイアン・フィスト」見てきました。
作品紹介
予告
所感
アカデミー賞俳優もノリノリ?豪華すぎるB級アクション
役者陣は、ルーシー・リュー、ラッセル・クロウ、RZA、リック・ユーンと、よくよく見るととんでもなく豪華なメンバーが集結しています。(ちなみにリック・ユーンは、先日公開された「エンドオブ・ホワイト・ハウス」でも北朝鮮のテロリストを熱演していましたね)
本作の主役であり監督も務めるRZAは、実は伝説的なヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダー。彼は業界きっての超絶カンフー映画オタクであり、クエンティン・タランティーノ監督とも親交が深い人物です。
さらに脚本には『ホステル』などの監督で知られるイーライ・ロスが絡んでいると聞けば、このハチャメチャなノリも大いに納得できるのではないでしょうか。名優ラッセル・クロウがこんなB級テイストの作品で嬉々として暴れまわっているのも、過去の共演からRZAとマブダチになったからこそ実現したキャスティングだそうです。
まるで『北斗の拳』!ジャンプ漫画的なトンデモ世界観
舞台はいちおう中国のカンフー映画的な時代設定になっていますが、史実などは完全に無視したほぼ想像のトンデモ世界観といってよいでしょう。
ストーリーは、主役の刀鍛冶(RZA)がとある事件から恋人と両腕を奪われ、鋼鉄の義手を装着して復活。共通の目的のもとに集まった癖のある仲間たちとともに、憎き悪党どもに復讐を果たすという、まさに王道のジャンプ漫画のようなアツい展開です。
特筆すべきは敵のビジュアルで、どう見ても『北斗の拳』に影響を受けまくったキャラクターが多数登場します。真鍮の体をもつ男(なぜ真鍮になれるのかという野暮な説明は一切なし!)が現れたり、秘孔を突いて戦ったりと、制作者たちの日本の漫画やカンフーアクションに対する過剰なまでの偏愛っぷりが画面からひしひしと伝わってきます。
総評:愛すべき馬鹿アクション好きなら観て損なし
予告編の時点からどーみてもB級映画の匂いがプンプンしていたので、はじめからそんなに期待せずに観に行きましたが、結果的にはまあまあ楽しめました。
決して万人受けするような、観る人を選ばない洗練された名作ではありません。しかし、ツッコミどころを笑い飛ばせるような、こういう愛すべき馬鹿アクション映画が好きな方であれば、観て損はしない一本だと思います。
個人的な採点としては、70点くらいでしょうか。頭を空っぽにしてスカッと楽しみたい時にぴったりのエンターテインメント作品です。
蛇足の一本
さて、前回お休みした蛇足の一本ですが「アイアン・フィスト」をみて思い出した「北斗の拳」。
むろん僕が紹介するのはアニメではなく実写映画。
90年代に、ハリウッドで映画化された「Fist of the North Star」
です。
予告みたまんまB級というより、C、Dクラスの映画でしたが
おっさん世代の少年時代に熱く刻まれた作品を、
映画化しようとしたその心意気を買い
当時大阪の天六にあった、シネコン全盛の今では考えられないくらい汚い
映画館に足を運んだ記憶があります。
(しかもカウンターでおばさんにパンフレットくださいって言ったら、
「んなもんあるか!」って怒られた)
内容は、一応ストーリーはシン編をなぞった、出来の悪いマッドマックスな感じでした。
ただ一点衝撃的ではっきり記憶に残っているのは、デブの悪党ハートの死に様。
漫画では、デブ故に秘孔のきかないハートに「北斗柔破斬」でケリつける戦いは
北斗の拳ファンの記憶に残っているであろう名シーンだと思いますが、
この映画では、金的蹴りでとどめをさしてしまうというとんでもないもんでした。
あんまりレンタルとかでもみかけんけど、もし見かけたら
そして、少しの時間を無駄にしてもいいという方は、一度みてみるとあの頃の自分に戻れるかも・・。

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