映画日記「ディアトロフ・インシデント 」

ディアトロフ・インシデント
ディアトロフ・インシデント
旧ソ連時代に、実際にあった登山グループの怪死事件「ディアトロフ峠事件」。
その真相を追うアメリカ人学生らが、自らもその怪異にまきこまれていく様を描いた、「ディアトロフ・インシデント」みてきました。

あらすじ

1959年ソビエト時代、スキーでウラル山脈を越えようとした9人の登山グループが遭難。
その後捜索隊に発見された遺体の5体は極寒の中ほぼ裸体で、そのうち数名は激しく外的損傷を受けていた。
残り4遺体は数ヵ月後にキャンプ地から離れた崖下の雪中から発見、中には舌が失われていたものまであった。
さらに犠牲者の着衣から高濃度の放射能が検出、事故現場から半径数キロ圏内では数ヶ月間に謎のオレンジ色の
光源の目撃談が相次ぐなど不可解な謎が多く、当時の政府からは調査結果が公表されないままソ連時代の崩壊を迎え、
「ディアトロフ峠事件」は人々の記憶から風化されつつあった。
今、その謎を解明すべくアメリカの5人の学生が動き出す。
そして彼らは、決して踏み込んではならなかった「世界で最も近づいてはならない」ディアトロフ峠の現場へと辿り着く…。
Amazon より引用

所感


内容は、ロシアの雪山を舞台にした、若干SFテイストも付加したモキュメントホラーな感じです。
ちょっとびっくりしたのが、B級題材故にとってるのは新人監督かと思いきや、
先日の「エンド・オブ・ホワイトハウス」の日記で間違えてしまった、レニーハーリン。
これは、逆に間違いかと再確認しましたが本人のようです。

この、「ディアトロフ峠事件」自体は一応ほんとにあった話らしいのですが
子供の頃から、ミステリー愛好している僕の耳には初耳でした。
というのも、90年以降の情報公開にともなって公表されたものらしく
この手の、ミステリー話としては結構新しいもの(実際に起こったのは50年代と昔のことだけど)
みたいです。

雪山という(物理的には開かれてるけど)ある種閉ざされた空間で
追い込まれていく学生達と、反比例して明るみになっていく事実。
おーさすが、レニーハーリン。一味違うなーと、中盤はひきつけてくれますが
終盤になって、なんか安っぽい怪物がでてきて一気にD級に転落します。
なんか、おちも突っこみどころだらけで、脱力で、映画館をあとにしました。

中盤までなら80点あげる。
(ミステリー好きには有名なあのフィラデルフィアの実験も絡んでくるとこもいい)
けど怪物登場で、総評65点くらい。
怪物いらんって!怪物無しで最後までもっていってほしかったなー。

見終わった後知ったけど、この映画の配給って、B級王アルバトロスだったんですねー。
知ってたら、もう少しハードル低くしてみれたかもしれんかったなー、残念。
そして、別の意味でぞっとしたな・・。

蛇足の一本

ということで蛇足の紹介一本は、
「レニーハーリン」、「雪山」とくれば
普通は、「クリフ・ハンガー」。

スタローン版、ダイハードというべく、正統派のアクション映画です。
結構知名度のある作品なので、特に多くは語りませんが
なんだかんだ時間がたってるので紹介しました。
若い方で、もしみられてなければお勧めのアクション映画です。

もしかして、監督雪山行きたかっただけとかちゃうよね・・・・。

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