映画日記「ジョン・カーター」

2億5000万ドルを投じたディズニー生誕110周年記念作
と銘打ちながら、本国で大ゴケしたというハリウッド大作。
そんな香ばしい映画なら、見逃さないわけにはいけません。

作品紹介

予告



あらすじ

1881年、ニューヨーク。ジョン・カーターという名の大富豪が死んだ。甥のエドガーに一冊の日記を遺して…。そこに記されていたのは想像を絶する“体験談"。――13年前、ジョン・カーターは、不思議な現象によって未知なる惑星“バルスーム"に迷い込む。その星は、全宇宙を支配しつつある“マタイ・シャン"によって滅亡の危機に瀕していた。そこにとどまり救世主として戦うことを望まれるカーターだったが、かつて愛する妻と子を救えなかった心の傷が民と共に戦うことを躊躇させる…。
果たしてジョン・カーターと惑星バルスームの運命は? Amazonより引用

所感

レビューをみれば賛否両論吹き荒れる中、まあ、この金のかけようをみればみて損はなかろう、むしろ映画館で見るべき映画であると安心して足を運びました。

感想は、なんというか古臭いSFチックファンタジーでした。
悪い意味でスターウォーズ的というかぬるいぬるい冒険譚。

原作は、ERバローズの「火星のプリンス」ということで、僕も子供のころ図書館でペルシダーシリーズとかはまった口ですが
原作を知ってるようなコアな人(ほとんどおっさんと思う・・)にはむろん認められないでしょうし、女性や子供へまぐち広めてしまったことが大ごけした理由なんでしょうか。

こういう作品って、いつも思うんやけど
ターゲットしぼったほうがええもんできるとおもうんやけどねー。

とまあ、ちょっとこんなふうに書いちゃうと
面白くなかったのかと思われるかもしれませんが
そんなことは、ありません。
こんだけの金かけてますので、
映像はすごいし、お話もちゃんとはしてます。
ただひたすらぬるく、
なんの目新さもないというだけなのです。

あと、いい点をあげるとすればそれはおち。
ラストシーンまでちゃんとみたら、この映画の評価
星ひとつあがるんじゃないでしょうか。

とにかく
悪評の理由も理解できつつ、
それなりには楽しめる
そんな作品でした。
見る気があるなら、DVDではなく映画館で!

蛇足の一本「火星のプリンス」

蛇足ですが、この「火星のプリンス」
2009年に低予算で作られており
あの恐怖のZ級映画配給会社「アルバトロス」より
「アバター・オブ・マーズ」という、あいかわらずむちゃくちゃな便乗タイトルで
発売されてます。
ちょっとみてみたい・・・・。


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