映画日記「グレート・ウォール」


なぜかマッドデイモンが万里の長城で戦う「グレート・ウォール」見てきました!

作品紹介

予告    

あらすじ 

金や名声のため、強力な武器を求めて世界中を旅する男、ウィリアム(マット・デイモン)。彼はたどり着いた万里の長城で、巨大な地響きとともに圧倒的な数で迫りくる謎の生物に遭遇する。それは、饕餮(とうてつ)と呼ばれる、人間の欲深さを罰するために60年に一度現れる伝説の怪物であり、万里の長城が築かれた最大の要因だった。 (出典:Amazon)

所感

B級ファンタジーとして楽しむのが正解な一本『グレート・ウォール』

見る前からなんだこれは感が漂っていたものの、その空気をちゃんと理解したうえで観に行けば、意外と満足できる作品だったというのが率直な感想です。肩の力を抜いて観ると、これはこれでアリだなと思える不思議な魅力があります。

ジャンルで言えば、ファンタジー版スターシップ・トゥルーパーズ

内容をざっくり表現するなら、ファンタジー版スターシップ・トゥルーパーズ、あるいはロード・オブ・ザ・リングの二作目に出てくる籠城戦を、もう少しライトに、そして雑にしたような印象です。

とにかく人類対謎の怪物という構図がシンプルで、戦闘シーン中心にテンポよく進んでいきます。深いテーマや重厚なドラマを期待すると肩透かしを食らいますが、最初からそういう作品ではないと割り切れば気楽に楽しめます。

突っ込みどころは多いが、それも含めて味

ストーリーはかなり単純で、細かい部分を気にし出すとキリがありません。なぜそうなるのか、どうしてその判断になるのか、といった部分はかなり大味です。

ただ、この手の映画は突っ込みながら観るくらいがちょうどいいとも言えます。むしろツッコミどころの多さが、B級感を引き立てているとも感じました。

目を引くのはビジュアルの派手さ

特に印象に残るのは、女性兵士たちの甲冑デザイン。とにかく派手で、リアリティよりもビジュアル優先。まるで最近のゲームやアニメからそのまま飛び出してきたような造形です。

歴史考証などはほぼ気にされておらず、万里の長城という題材を使いながらも、完全にファンタジー世界として割り切った演出になっています。この振り切り方はむしろ潔いと感じました。

張芸謀(チャン・イーモウ)監督らしい色彩美も健在

監督は「HERO」の張芸謀(チャン・イーモウ)ということで、色使いの美しさはやはり健在です。部隊ごとに色分けされた衣装や、大規模な戦闘シーンのビジュアルは見応えがあります。

ストーリーの粗さを、映像の力でカバーしている部分も大きく、まさに映像で魅せるタイプの作品と言えるでしょう。

実はロケなしという驚きの裏話

ちなみに、あれだけ万里の長城が全面に出てくる作品でありながら、実際には一度も現地ロケをしていないというのはなかなか驚きです。ほぼすべてがセットやCGで作られているという点も、この映画の特徴のひとつでしょう。


そのおかげで現実離れした世界観がより強調されており、結果的にファンタジー作品としての統一感は出ているのかもしれません。

総評:気楽に観るとちょうどいい一本

結論としては、B級ファンタジーとして観るのが正解な映画です。重厚な歴史ドラマやリアリティを求めると厳しいですが、派手なアクションと分かりやすい展開を楽しむにはちょうどいい一本。

最初から期待値を調整しておけば、意外と満足できる作品でした。気軽に観たいときには、こういう映画も悪くないと思わせてくれる一本です。




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