奇才ポール・バホーベンが生み出した「ロボコップ」のリメイク。
タイトルもそのまま「ロボコップ」。みてきました!
評価みてると結構賛否輪分かれてるようですが
僕は楽しめた側です。
たぶん否定的な人の多くは、アベンジャーズに代表されるような、
最近のアメコミ系の度派手なヒーローもんを期待してしまったのではと・・・。
確かにそういうドンパチを期待すると、肩透かしをくらいます。
なんでも監督の
ジョゼ・パジーリャは、もともとドキュメンタリー系の人らしいんですねー。
なので度派手路線より、地味リアル路線が好きな人には好物映画かと思います。
僕は、バホーベン版をリアルタイムでみた世代ですが
リメイクといえど、脚本を今風に大幅にアレンジされているので
別ものとして十分楽しめます。
負傷した警官がロボコップになるとこや
敵が企業というところは今回も同じなんですが
バホーベン版との相違点は
なんといっても、記憶が消えてないこと!
さらには、ロボコップへの手術も家族の承認を経て行われたり。
このへんの設定によって、お話はがらっと雰囲気の変わったものになっています。
他にも
ハリウッド映画にありがちな、「アメリカ万歳」的なのりを
サミュエル・L・ジャクソンがみのもんたみたいなキャラを演じることによって
猛烈な皮肉になっているような演出。
なぜロボコップは、100%機械ではなく人の要素を含めるのかの問いに
性能的な意味は無く単に人心を見方につけるだけという設定。
など見所は多々あり、この辺のノリ僕はすごく高評価でした。
特に、なぜ人かの部分については
昨今の佐村河内氏や小保方氏関連の
肝心な内容ではなくストーリ重視の煽り報道にかぶせてみると
より楽しめるのではと思います。
他にもビジュアル的な変更として、
カラーリングが黒であること(これについては、再度オリジナルに戻るのですが)
や、車ではなくスタイリッシュなバイクに乗ったりと、なかなかかっこいいです!
雰囲気的にBeginsともいえる作品ですので
続編にも期待したいとろこです。
(旧シリーズの回を追うごとの転落っぷりは追従しないで欲しいですが・・)
ということで蛇足の一本紹介ですが
あえて駄作レッテルの張られている「ロボコップ3」をご紹介。
↓予告もバカっぽい木曜洋画劇場のをみつけたのでそちらをどうぞ
シリーズを追うごとに駄目度、バカ度がますこのシリーズですが
シリーズ主演のピーターウェーラーも降板し
ロバート・ジョン・バークという耳慣れない役者さんにかわってます。
さらに
製作費 $22,000,000に対し興行収入は $10,696,210
となかなかの赤字っぷりもいい味を出してくれます。
敵もロボット忍者だったり、ロボコップも空飛んでしまったり
もうやりたい放題なんですが
ストーリーの骨子は、立ち退きを迫られる住民と武装した地上げ屋の戦い
みたいな感じでなんか地味なんですよね。
子供のころは何じゃこりゃっておもったけど、今はこういう設定も結構好きなんですよねー。
ということで、眠れない夜のお供の一本にどうぞ。
0 件のコメント :
コメントを投稿