映画日記「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」

あけましておめでとうございます!
今年初の映画は
「燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘」

いいっす!熱いっす!
笑えます!泣けます!
これぞカンフー映画の神髄!
昨年、タイトルにだまされた「女ドラゴンと怒りの未亡人軍団」 とは
うってかわって、期待どおり、タイトルどおりの映画でした。
正月一発目は、まずはえーのひきました。

予告編でも流れておりますが
冒頭から「アチャー」の雄たけびと熱い歌と共に、
色あせたIpodのCMみたいな拳法の動画まずは心を鷲掴み!

そして始まるお話はというと・・

寂れた喫茶店の土地の立ち退き承諾書を手に入れる指示をうけ
とある村にやってきた、不動産会社の冴えない青年チョンが、
そこでやからに絡まれる。
しかし通りすがりの老人が、圧倒的なパワーで彼らを叩きのめす。
これまでのへなちょこな人生を悔いていたチョンは、彼に弟子入りを希望。
しかし、 助けた老人こそ立ちのかせる喫茶店を営むセンという老人であり
その店というのが、センの師であり30年植物人間の
偉大なる武術家ローの道場でもあった。

そんな中、とある事件からローが目覚める。
が、30年の時間の歳月を認識できず、センや他の自分を知る人間がわからない。
かわりに、彼はチョンを弟子であるセンと勘違いしチョンを鍛えだす。
そして更にひょんなことから、武術大会へ出場することとなり
それに向かっての特訓が始まる..

大きなストーリーはベタなものですが、
老人の手を抜かないアクションが超かっこえー。
拳法特有の動きである細かな足技、手技、そして体当たり。
対照的に広角のカメラで下からとらえる、ダイナミックな連続まわし蹴り、飛び蹴り。

この人幾つやねん!とうなってしまう切れのあるアクションを
出てくる老人達が披露し、
アクションとアクションの間は
少林サッカー的な勢いと笑いでつないでくれるのでだれません。

はっきりいって、でてくるの冴えない感じのおっさんばっかりです。
(この辺も少林サッカーっぽいね)
けど熱いんです。特にラストファイトは涙なくしては見れません。

少しだけ残念だったのは、冴えない青年チョンと唯一のヒロインの扱い。
拳法をすでに修得してて強いヒロインと、貧弱なチョンとのラブコメ的な要素も
ありそうな感じで冒頭は進みますが、以外と発展せず。
さらに、彼のベストキッド的な、成長劇も一要素として入っているのに
ラストファイトでは、彼がクローズアップされないのです。
できれば、ベテランのシリアスなファイトと同期的に
彼のファイトも(ライバルもせっかっくでてくるので)
挿入すれば良かったのになーとも思いました。

 世のおっさん達!
特に一度でも格闘技をかじったことのある
おっさん達は映画館へ急げ!
これは、おっさんのおっさんによるおっさんのための映画だ!

そしてチケット売り場の店員!
なんかこのタイトル言うの恥ずかしいので
「竜虎激闘 1枚」というも通じず
改めて、「じじいドラゴン 1枚」と言わせやがって。
ちゃんと、サブタイトルも頭にいれとくべし!

さらに、毎度蛇足の一本紹介ですが
編より長くなる傾向があったので今回は封印。





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