なんか、横文字でみるとちょっとかっこいい感じがしますが、実はゆるゆるSFです。
作品紹介
予告
所感
団地×エイリアンという最高のB級設定
エドガー・ライトが制作総指揮、そしてこれが長編デビューとなるジョー・コーニッシュ監督。名前の並びだけでもニヤリとさせられる一本ですが、実際の中身もその期待をいい意味で裏切らない、実にちょうどいい映画です。
イギリス発のコメディセンスはやはり独特で、「ホット・ファズ」や「ショーン・オブ・ザ・デッド」に通じる空気感がしっかり流れています。
ゆるいエイリアンものといえば、どこか「宇宙人ポール」を思い出す部分もありますが、あちらがロードムービー的なゆるさなのに対して、本作は団地という閉じた空間で展開する分、よりコンパクトでスピード感のある作りになっています。
さらにライト軍団の一人、ニック・フロストも出演していて、今回も安定のとぼけた存在感。脇役ながら、ちゃんと作品にいい味を足してくれています。
不良少年 vs エイリアンというシンプル構図
物語はとにかくシンプル。団地に住む不良少年グループが、突如現れたエイリアンと戦うというもの。
ただしこの悪ガキたち、いわゆる微笑ましいレベルではなく、完全に犯罪者寄り。でも同時に、自分たちの団地は自分たちで守るという妙な矜持も持っている。このアンバランスさが妙にリアルで、気づけばちゃんと感情移入してしまうのが面白いところです。
設定だけ聞くとバカ映画っぽいのに、キャラクターの立ち位置がしっかりしているので、単なるドタバタで終わらないのがこの作品の強み。
88分の潔さが生むテンポの良さ
上映時間はわずか88分。このコンパクトさがとにかく心地いい。
舞台が団地に限定されていることもあって、無駄に引き延ばす余地がない。その分、テンポよく展開し、ちゃんと盛り上がり、きっちり終わる。最近の長尺映画に慣れていると、この潔さはむしろ新鮮に感じます。
ダレる瞬間がほぼないので、軽く一本観たいという気分にこれ以上ないくらいフィットする作品です。
ゆるさの裏にある容赦のなさ
全体のノリは軽めでポップなんですが、エイリアンは普通に凶暴。
襲われればしっかりやられるし、描写もそこそこエグい。血も出るし、子供だからといって容赦はない。このギャップがまた良くて、コメディ一辺倒にならず、ちゃんと緊張感があるのがポイントです。
一応PG12ではありますが、気軽に観るつもりだと少し驚く場面もあるので、その辺は注意した方がいいかもしれません。
深夜にポップコーン片手で観たい一本
結局のところ、この映画は深く考えずに楽しむのが正解。
ポップコーンをほおばりながら、年末の深夜にダラっと観るのが最高にハマるタイプです。劇場でがっつり観るというより、DVDや配信で気軽に流すくらいがちょうどいい。
こういう良質なB級映画、もっと気軽に、もっと安く観られる環境があればいいのにと思わされます。リバイバルでもいいので、1コイン上映とかどこかでやってくれないものか。
余談:意外なところでつながるクリエイター陣
ちなみにエドガー・ライトとジョー・コーニッシュ、このコンビはタンタンの冒険/ユニコーン号の秘密の脚本も担当しています。
しかも声優は、ニックフロスト&サイモンペッグ!
あちらはあまり記憶に残らなかったのですが、同じ人たちが関わっているとは思えないほど、本作はしっかり面白い側に振り切れているのが興味深いところ。やはり題材との相性や、立ち位置の違いでここまで変わるのかもしれません。
まとめ
設定のバカっぽさ、テンポの良さ、キャラクターの魅力、そして程よいバイオレンス。どれもが過不足なくまとまった、非常に完成度の高いB級エンタメ。
肩肘張らずに楽しめて、観終わったあとにちょっと満足感が残る。こういう映画、やっぱりいいですね。
蛇足の1本
さて毎度の蛇足。エイリアンといえば
¥もうすぐ公開の「プロメテウス」
エイリアン前日譚とも言うべきこの作品。
「アタック・ザ・ブロック」と比べると天と地ほどの
スケール感の違いがありますが、めちゃくちゃ楽しみですな。
早く見てー!

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