「第9地区」 |
南アフリカ出身の新人ニール・ブロムカンプ監督の「第9地区」見てきました!
あらすじ
エイリアンが飛来したヨハネスブルグ。彼らは抵抗するでもなく、市街から離れたスラム地区に隔離されてしまう。そして今ひとりの人間が、この地球外生命体の謎に包まれた兵器テクノロジーに遭遇する。エイリアンが住み着く貧民窟、その異界と化した路地裏を追われ(狩られ)ながら、男はやがて、人類にとって今やアウトサイダーである己の運命を悟ることになる。(出典:Amazon)
所感
子供の頃プラモを作り始めてから少したつと、組み立てるだけでなく色を塗ることを覚えます。この辺くらいで、飽きる子は離れていくんだけど、ここからオタク道に落ちていく子供達は、せっかく綺麗に塗ったプラモを実際に使用したリアル感を追及し汚していくことに快感を覚えるようになります。
この「汚れかっこいい」をヴィジュアルだけでなく、テーマ性として全面に押し出してる映画それが「第9地区」だと思います。
監督自身が、南アフリカ出身ということで、舞台も南アフリカ共和国のヨハネスブルク。
南アフリカといえばアパルトヘイト。ということで人種差別問題をテーマにおきつつも痛快なSFアクションに仕上がってます。
「砂漠」「メカ」「宇宙人」の3大キーワードで構成されたこのSFは、とにかく汚い。
宇宙人も、メカであるロボットや、銃、飛行艇、巨大母船、そして主人公のビジュアルも人間性もずべて、「汚れかっこいい」のです。
この「汚れかっこいい」の観念が理解できない人には、単に汚いだけの映画に見えてしまうので、見ないほうがいいかもしれません。
子供の頃、汚し塗装にまで落ちてしまった事のある大人達は、是非見るべし!
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